有病高齢者歯科治療

有病高齢者歯科治療とは

高齢者

ご高齢になると持病のある方が多くなります。持病の治療と歯科治療は切り離すことができません。例えば、血液がサラサラになる薬を服用している患者さまは抜歯ができないので、主治医と連携する必要があります。病院と診療所が連携していくことを、病診連携と呼びます。高齢者や有病者の歯科治療には、病診連携がとても大切です。

患者さまが当院への通院が困難になったときには、患者さまのお宅の近くにある歯医者さんと連携いたします。さらに、お近くへの通院も困難になったときには、当院が訪問にうかがいます。

ご高齢の方の口腔内環境

ご高齢の方の口腔内環境

高齢になると、運動障害や感覚障害、認知症などによって、ご自身での口腔ケアが難しくなります。「老人臭」と呼ばれる高齢者特有の臭いがする原因は、口腔ケア不足の可能性もあります。

口腔内に異常があると、口臭のほかにも、痛み、腫れ、出血、乾燥や違和感、味覚異常や味覚消失、舌の知覚と運動麻痺、舌や顎の異常運動、咀嚼・嚥下・会話などの機能障害といった症状があらわれます。

かかりつけの歯医者さんで口腔内環境をチェックしてもらい、適切な口腔ケアをスタートしましょう。

ご高齢の方に多い口腔内トラブルの原因

  • むし歯
    高齢になると、歯の根の露出部分にむし歯ができやすくなります(根面う蝕)。
  • 残根
    神経の感覚が鈍くなるご高齢の方は、根面う蝕の進行に気づかず無症状のうちに歯が折れることがあります。歯の根だけになっている状態を残根と呼びます。
  • 歯周病
    歯みがきが上手にできず、歯垢がたまって歯周病になることも多くあります。歯肉が赤く腫れる、歯ぐきから出血する、口臭が気になるなどの症状があらわれます。
  • 義歯(入れ歯)による褥瘡
    義歯(入れ歯)の辺縁が歯肉に強くあたり、褥瘡ができる場合があります。噛むと強い痛みがするため、食べる行為が困難になります。
  • 義歯(入れ歯)の破損や不適合
    義歯(入れ歯)が破損していたり、歯が抜けた状態のままで放置されていたりすることがあります。
  • 嚥下障害
    食物や飲み物などが上手く飲み込めないなど嚥下障害は高齢になると誰にでも起こりうるもので、その状態の改善にむけて口腔リハビリを行っております。

口腔ケアをするとこんな効果があります

口腔ケアをしっかりと行うと、むし歯や歯周病、カンジダ性口内炎などの口腔感染症が予防できます。口臭も少なくなります。お口の中の細菌が減るので、誤嚥性肺炎などを防ぐ効果もあります。

口腔ケアは、噛む・飲み込むといったお口の機能回復や機能維持にも大きな役割を果たします。お口から食べ物を摂取することによって、体力回復や意欲向上の効果もあり、全身状態がよくなります。話す機能にも維持や回復が見込めますので、コミュニケーションを回復させる効果もあります。

有病高齢者歯科治療の体制について

院内は完全バリアフリーですので、車いすでトイレにも入っていただけます。体調管理のために自動血圧計もご用意しています。当院では、B型肝炎やC型肝炎、HIVの患者さまも受け入れております。もちろん滅菌には常に細心の注意を払っておりますので、どうぞ安心してご利用ください。

当院で診療可能な範囲

入れ歯のトラブル、口臭、食事をこぼしてしまう、上手に飲み込めない、誤嚥性肺炎の心配などがございましたら、当院までお気軽にご相談ください。

歯やお口でお困りの方は
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