新型コロナウィルス感染予防でマスクをする機会が増えています。マスクをしていると鼻での呼吸がつらく、無意識のうちに口呼吸になっていませんか?

呼吸は鼻から息を吸い鼻から吐く鼻呼吸が正常な状態です。最近は口から吸って口から吐く口呼吸をする人が増え問題視されてきています。加えてマスクを装着していると口呼吸になりがちです。発達期のお子様は特に心配です。口呼吸が習慣化してしまうと治すことが難しくなります。

空気中のほこりや細菌、ウィルス、花粉、有害な排気ガスなど身体に有害なものは、鼻呼吸することで自然にろ過されています。口呼吸では直接喉を通り肺に入ってしまいます。マスクでろ過されているように思いがちですが、口やのどが乾燥し、唾液の分泌が悪くなり、歯や歯ぐきに大きな影響があります。

気付いたら、口が渇いているということが多くなっていませんか?大人でもマスク装着時は苦しく感じます。ましてや子どもはなおさらです。マスクをしていても、鼻呼吸を。特にお子様には注意が必要です。「鼻で呼吸できてる?」と確認の声掛けをお願いします。マスクをして鼻呼吸が難しそうならば、ゆっくりと深呼吸から初めてみてください。

萩野歯科医院